【国難の正体】馬渕睦夫著 2014年刊 グローバル主義と共産主義は世界統一で物質世界の支配を狙う 精神世界の重要性を取り入れないと悲惨な未来が待っている 日本に精神性の大きな役割がある

著者あとがきから

人間は99%物質的欲望と1%の精神的欲望を持つ。
グローバリズムは物質的な欲望を究極まで追求して最終的に世界の統一を目指す。それに対抗できるのはナショナリズムであるが物質的欲望に関しては圧倒的に劣勢である。しかし考えてみれば、グローバリズムを推進するのも人間である。戦後日本はGHQ指導の元に、精神的なものの荒廃を招いてしまった。
これから日本が生き延びるかつ世界に貢献するために、日本の持つ精神を世界に発信することは重要である。1%の意味を噛み締めて、それを増やすことが重要である。

これが、馬渕睦夫氏の現状認識と未来への希望である。

著作の背景

馬渕氏が外務省を退官(2008年)後、公開情報をもとにしてそれらを繋ぎ合わせ、行間を読むことによって現代の世界史を解釈し直した。
馬渕氏の世界観や人間観を交えて、自身の哲学に基づいて想像力を働かせた結論。

本書を読んでいただければ、私たちが住んでいるこの世界の実態が、これまで学校教育や、新聞、TVなどのメディア、学者、専門家などによって信じ込まされてきた世界像とはまったく異なることを発見して、驚かれることと思います。私自身この発見に驚愕し、そうだったのかと目から鱗が落ちるのを実感しました。読者の皆様にも是非この驚きを実感していただき、日本がおかれた国難を克服するために世界を正しく見る目を養っていただきたいと念じ、本書を緊急出版することになりました。

結論を一言でいえば、私たちが住む地球には、「世界の政治経済を制覇するために、民間の手による世界金融支配システムを創造することを目指す、金融資本家たちの国際的ネットワークが存在する」(アメリカの歴史学者キャロル・キグリー)事実があるということなのです。

私たちは、政府という公的な行政機関を持った国家が国際社会の主役であり、世界史を動かしてきたと頭から信じて来ました。
「中国」はけしからん、「アメリカ」が嫌いだというような、国家単位に単純化する思考に慣れきっていました。しかし、各国の政府を動かしている様々な国内勢力が存在することは、容易に理解できることです。そしてそれをもう一歩踏み込み、世界の実態は国家単位で(ということは国益のために)世界情勢が動いているのではないというコペルニクス的な思想転換をしないと、世界で何が起こっているか、世界はどこへ行こうとしているかがまったく分からなくなるのです。

ところが、このグローバリズムと共産主義は根は一つなのです。グローバリズムは、物、金、人の国境を超えた自由な移動を実現することによって、世界を自由市場経済で統一しようとする運動です。共産主義とは、世界各国に私有財産を否定する共産主義独裁政権を樹立することによって、世界を共産主義で統一しようとするイデオロギーです。一見するところ、グローバリズムと共産主義は正反対のイデオロギーのように感じられます。  グローバリズムの主役は、民間の国際銀行家やこれと結びついたグローバル企業であり、彼らは政府の規制を排して自由に経済活動を行うことを求めています。他方、共産主義は、労働者の前衛を自称する共産党が、国家の上にあって国家や人民を独裁的に支配する体制です。このように、双方とも国家や政府の規制の及ばない独占的権力を保持している点で、類似性があります。

不可解な国家の動き

詳細は著書に譲りますが
「米ソ冷戦の影で行われた米国のソ連支援」
「中華人民共和国の成立の陰に米国の中共支援」
「朝鮮戦争に出動した国連軍;米軍マッカーサー解任」
「ベトナム戦争の泥沼と米国の若者文化の荒廃」
「中東戦争の茶番」
「湾岸戦争の口実イラク化学兵器のウソ」
「米国を支配しているのは英国」
「世界統一思想でロックフェラーと共産主義者は共通」
「多民族化でアメリカ人はいない現実」

大人の学びと成果の発信のチャンス

昨年から大人の学びをテーマに現代史の勉強を始めた。しかし今まで知らなかったことばかりで、現在は頭の中がカオス状態である。個々の事実をつなぎ合わせながら、未来をどのように作るヒントを書き記したい。 人生100年大人の学び、折しもCOVID−19で、シリコンヴァレーも外出禁止を活用だ。

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