【モーツァルトと量子力学】糸川英夫著 PHP文庫

1982年頃のエッセイまとめ 
日本が製造技術で世界の先端を走り始め、ジャパンアズナンバーワンとか言われ始めた頃の本。

多才な糸川博士のエッセイなので、今でも面白く読める。

気のついたところ
日本は、音楽ではなく「音学」なのでクラシックなど楽しくない
江夏が大投手だったのは、村山監督に、勝った試合の流れも反省する習慣をつけてもらったこと(負けた試合は誰でも反省する)
エコノミスト誌の科学記事は優れていて読みでがある。
(私も、私の勉強会メンバーもエコノミスト誌の記事がレベルが高いことに気がついている)


当時ブームだった日本の科学雑誌は、科学的批判の記事が少ない(ので面白くない)


当時の日本人お役人は「ごうまん」で欧米人に尊大な態度を見せていた。
優れた頭脳は「流出」ではなく「在外」と考えるべき。
国際性とは、土地勘を持つこと、そのためには海外一人旅が良い。 今読んでも、同感できる。

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