【ニューイヤー・コンサート】ヴィリー・ボスコフスキー指揮 ウイーンフィル 1963−1979 DVD 人生とメディアの変遷を見る

私は1980年代からニューイヤー・コンサートのファンである。新年、清々しい年明けをおしゃれなウイーンから聴けるのは私の楽しみでもある。下の表はニューイヤー・コンサートの歴代指揮者リスト。(Wikiより)もう80年も続いている。その中でも、ヴィリー・ボスコフスキーは1955−1979まで25年連続して登壇している。ニューイヤー・コンサートの屋台組を作った人だ。

私自身、ニューイヤー・コンサートのCDやDVDコレクションはできる限り揃えた。が最近 ヴィリー・ボスコフスキー指揮のDVDを見つけたので購入した。歴史が詰まっていた。人生100年時代の学びという視点で3つ気がついた点をまとめさせていただく。

1.楽しいニューイヤー・コンサートは彼の時代に確立した。音楽に合わせて、猟銃をぶっ放したり、鍛冶屋道具の音を持ち込んだり、ウイーンの歌劇場バレー団とのコラボをしたり、楽しい趣向が凝らされている。

2.ヴィリー・ボスコフスキー自身が25年間連続登壇であるから、彼自身の変化が、人間としての成熟が感じられて嬉しくなる。人生ああやって歳を取るのも理想の一つと思えるし。その影響を沢山の人が受けているのもうれしい。
話はズレるが、クリント・イーストウッドも彼なりの成熟に従った映画を取り続けているところも素晴らしい。歳を取ることは成熟することと捉えたい。

3.この間のメディアの大変化である。
手持ちのCDでも、レコードからの復刻もあれば、デジタルのCDもあるし、DVDもHDまで対応できている。しかし、最近はYouTubeにフル演奏が乗っている。2019年の演奏はBBCが提供している。

歴史的名演ともいわれる、2012年の小澤征爾指揮によるものもしっかり見ることができる。

人生100年時代の学びで「芸術を楽しむ」カテゴリーを作ったが、時代の流れを見てゆくと、メディアへのアクセスがものすごく容易に、しかもコンテンツがふんだんに揃ってきていることが見えてくる。今あることはいつかは消え去り、無かったものが新たに出てくる。中心となるニューイヤー・コンサートの楽しみは普遍でも、受け取り方は大胆に変わる。芭蕉の「不易流行」と重なった。

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