日本政府やメディアや経済界からは出てこない事実とロジックで検証した著作
シリコンバレーで研究した実績もあり、そこから数々のベストセラーも出している著者がまとめ上げた本。
文中に、かつての財務省同僚たちの優秀さが引用されているが、陸軍、海軍のエリートたちが日本を戦争に引き込んだ「思い込み」「従来の戦略・戦術の上での解決策」しかできな姿が浮かび上がる。
野口氏は言う、
失敗の検証なしに、日本は前進できない。
太平洋戦争の検証なき日本にその可能性はあるのだろうか?
事実の追求がまず第一で、それを多面的に検討し、議論して結論を出す。
まさしく、日本が発明した思考法、KJ法の活用課題でもある。
次の年号の前にしっかり読みたい本である。
野口先生のセミナーは毎月最終金曜日の17:00から早稲田大学で行われていて、誰でも無料で参加できます。お勧めです。
https://www.waseda.jp/fcom/wbf/symposium/sponsor
ありがとうございます!
時間が合えば、拝聴します。
野口先生の講演がYouTubeにあります。ご参考
「平成とは何だったのか」(11) 平成の経済史 経済学者 野口悠紀雄氏 2018.9.27
https://www.youtube.com/watch?v=cW6TkPmC4Vc&t=2s
ありがとうございます!
野口さんの話のロジックはキレが良くて気持ちがいいですね。
「成はなぜしっぱいしたのか」をKindle本で読み終えました。日本の置かれた状況がよくわかります。日本人の海外留学が減少していることは危惧していましたが日本の金融政策の問題など素人にはむずかしいのですがwわかりやすく解説いておられます。日本の産業構造の変革の必要性はかねてより感じていましたがはたして現実にこれから改革できるのか心配になってきます。
私は武田薬品に勤務していましたが現社長への交代の年に初めて株主総会に出席しました。会場前で関西TVのインタビューに捕まったので「外人社長への交代結構ではないか、何もしないのが最大のリスクだ」などど発言したところその夜のニュースで放送されたそうで後日それを見た反対派の人から非難されたことがあります。シャープの元本社ビルは我が家の近くにありましたが現在はニトリに売却し更地になっています。シャープなどかっては技術レベルの高い優良企業であった時代もあったのですが水平分業などの構造改革が出来ずに破綻した例の一つだろうと思います。先々週中国に行っていて新幹線にも初めて乗りました。街中のIT改革も日本よりはるかに進んでいます。海外に行くたびに日本がIT後進国になっているのがよくわかり今後を心配しています。
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コメントありがとうございます。
身近に、日本企業の変化をご覧になった上で、最近の中国も現地を見られているようで、適切な判断をされていると思います。
日本は「周回遅れの現実を直視し」「どうやってら復活できるか」を考えるべきだと思いますが、それに関する「外国の情報」「真実の情報」があまりに乏しくて、モチベーションを持てないのが現在の姿だと思っています。
ここは、原点に立ち返って「愚直にマナビ」「可能性のあることはやってみる」ところから始めるべきだと思っています。
そのために、人生100年時代のマナビサイトを立ち上げました。ぜひ、ご活用下さい。