聖書は新約も旧約もPDFで持っているが、役割は「辞書代わり」であった。映画や書物の中で引用される、聖書中の言葉を追いかけて、初めて意味がわかるというレベルであった。
今回、マンガ聖書物語(新約編)を読んだおかげで、キリストの12使徒の役割が(一気に!)見えた。
ヘロデ王の嫌がらせで、サロメがヨハネの首を所望するところなど、オペラを見直す事実が浮かび上がってきた。
しかも、一昨年訪れた、聖パウロ寺院のパウロが、3回にわたり布教活動をして地中海一帯のキリスト教化に多大な貢献をしたことなどが、わかりやすく説かれている。
最後、ローマでは、パンテオンを立てたアグリッパ友であっている。そしてローマで処刑されるのだが、歴史的事実を、その遺された遺跡と、それからあとの宗教的な影響とか、それぞれが繋がってくるのが面白い。
学校での教育は、質の良い漫画で十分ではないかという気さえしてきた。
読んでみて、ようやく筋のつながった新約聖書の理解にたどり着いた。
旧約もマンガで読もうという気になる