私は、アレキサンダー大王を尊敬しています。ギリシャの北方から出てあっという間にインドまでまたがる大帝国を作り、強い軍隊だけでなく文化の育成にも力を入れた先駆者だからです。ヘレニズム文化は彼の時代の特色ある文化です。彼は13-16歳までアリストテレスに師事し、文化の大切さ学問の重要性をしっかり教えられます。軍隊に文化(財)の目利きを随伴したのは彼が最初だと思います。
Wikiペディアにはアレキサンドリアの記載があります。紀元前332年にアレキサンダー大王が、エジプトのアレキサンドリアの都市の建設を当時のファラオのプトレマイオス1世に命じて作らせます。プトレマイオス1世は、図書館と学術研究所(ムセイオン)とファロス島の灯台(世界の七不思議の一つ)を作らせます。この灯台は、現在は存在しておらず、実際はどんな姿だったかはわかっていません。下図はWikiによる想像図です。
この図書館は、書籍の収集に関してはお金をふんだんに使い、当時のパピルス本を集めていました。船舶本と言って、アレキサンドリアに寄港した船からすべての書籍を取り上げ、重要な書籍は、原本はこの図書館で、持ち主には写本と礼金が支払われたとのことです。
しかし、ジュリアス・シーザーの時代(BC47)にナイルの戦乱でアレキサンドリアが攻撃されたとき、港の艦隊の火災が延焼して図書館が消滅したそうです。
そして、再興されたものの、4世紀末からのキリスト教との継続的な攻撃のもとに、大図書館とムセイオンは破壊されたそうです。
私は、歴史的にもこの図書館は素晴らしいと思っていますし、この図書館のような知の集結点は重要だと考えていました。
昨年(2018年)Washington DCを訪問したとき、地下鉄の駅の終点にAlexandriaという駅がありました。尊敬するAlexander大王に繋がりのある場所に違いないと、訪問しました。その時、ファロス島の灯台のような建物が丘の上にありました。
これは、きっとすごい建物だと確信してこの建物に行きました。
実は、これは建国の父(G. Washingtonら)が始めたフリーメーソンの建物で、現在に至るまでのフリーメーソンの大統領の名前が壁一面に飾られています。
まさかの展開でしたが、内部は過去の奉仕活動の成果が淡々と語られる展示でした。これは、意外なつながりになった、貴重な体験でした。
さて、アレキサンダー大王の彫像は、Getty Museumにあります。
これも昨年2回訪れて、見つけ出しました。
尊敬する、アレキサンダー大王から、図書館、フリーメーソン、Getty Museumでの頭像との面会。世界を変える人の余波とはすごいものだと実感しました。
注)ラテン語の文字はAD56のラテン語の碑文
アレキサンドリア図書館の記述が本文5行目以降に書かれている(Wikiより)
LAのGetty Museum、昨年、行きました!Gettyに展示されている芸術品の背景の知識が全くないので、意味が全くわかりませんでした。でも、フリーメイソンなど、歴史には興味があるので、こうした背景をマナべば、その意味を理解でき、そして、その芸術品の数々が理解できろというわけですね。サンフランシスコを知れば、ダーティーハリーの見え方が変わるという意味が、分かった気がします。ありがとうございます!
はい、そうですね、つながりが人生の豊かさですよ。
私はローマ帝国から入りましたが、Paul Gettyもまさしくローマ時代の遺跡(ポンペイ近くの)に魅入られてしまったのです。
All the Money in the Worldという映画があります。2016年制作だと思いますが、Gettyは孫が誘拐されても、身代金を値切ったりすんですよ。
私は、この根底はGettyが古代の遺産を(孫より)高く評価していたからだと見ています。
ということで、つながりは人生を豊かにします。マナビましょう!
八木さん、ありがとうございます。
マナビと実体験のつながりが、脳内細胞群の活性化を起こします。
それは、アルツハイマーの予防にもなると勝手に信じています。
身をもって仮説検証中 笑)