昨年、英語研修の依頼があった。本人は公務員の職をなげうってシアトルに語学留学してきたということで、特訓した。期間は4ヶ月、費用は出世払いで請け負った。「人生100年時代のマナビ」の一つのモデルだと思うので、研修した内容とその成果をご報告します。
テーマはAI時代に仕事の未来。McKenseyから2017年に出されたレポート ”JOBS Lost, JOBS Gained: Workforce Transitions in a time of Automation“
と2018年のレポート ” A future that works: Automation, Employment, And Productivity“を英訳することで、英語力を鍛えてもらった。
そして、シリコンバレーのビジネスパーソンの前でプレゼンの本番をやってもらったら、とても好評だった。
特訓も終わり、S君は語学研修が修了して日本に戻った。たまたま日本で、コンサルティング会社の人にこの内容の話をしたら、ぜひそのプレゼンを聞きたいということで、S君は堂々とプレゼンして、報酬もしっかり頂いた。
その時の概略プレゼンです。
教える側としても、驚異的な進歩にはびっくりしました。本人の英語力の集中努力もさることながら、選んだ題材が日本ではあまり出回っていないのも一因かと思えます。
いずれにしろ、英語情報をしっかり理解するのは日本では非常に重要だと思います。
ちなみに、写真左の表紙は、ミケランジェロのシスティナ礼拝堂の天地創造からの借り物である。ここで、歴史が絡んでくる。語学の背景には文化と歴史が埋もれている。
八木さん、すばらしい情報をありがとうございます。やはり、一次情報が一番大切ですよね。英語で発信されたものを日本語に翻訳されて読むということは、その時点で、すでに二次情報になってしまうと思います。トランプ大統領がしきりに、Twitterを活用しているということがその答えなのかもしれません。メディアから発信される情報は記者を通した記述であり、二次情報。物事の本質は、一次情報にあるとおもうのです。トランプ大統領は、メディアを信用していないので、しきりに、Tweetしていますね。これが一次情報です!メディアは、既得権の人たちで、その人たちは、大衆を動かせる・・・と思っていると思います。今まではそうでした。でも、その時代は、とうに終わっています。英語を交えた一次情報の事実をみること、そこから、マナブことが必要な時代になっているのだと思いました!日本人として、非常に残念ですが、中国の人たちは、その辺、長けていると思います。そして、これから迎える5G通信の時代に日本は、何をできるのか?アメリカが中国のHuaweiを締め出そうとしている理由。この辺をきちんと事実として一次情報で理解することが、必要なのだと思いました。
中国は大量に米国の人を送り込んでいるので、米国の内情をよく知っているし、AIなど米国でトップクラスの人材が中国でも活躍しています。
その点、米国から愚直に学んで、今や追い越し始めています。
日本はというと、現地の一次情報を取りに行かない人が多いので、肌身で感じた情報が伝わらないですね。