【カエルの楽園2020】百田尚樹著 「ゼロの墓標」以来の百田氏 リアルを追いかけつつ「希望へとつなぐ」憂国の著作

ゼロの墓標以来、百田氏の著作はほとんど読まなかったが、今回のコロナ騒動の政治の不可解な動きが気になったので、カエルの楽園2020を読んだ。

カエルの世界でツチガエルが、ウシガエルの侵略を甘受している状況。ツチガエルの世界では、もともと、ツチガエル(日本)から技術移転して作り上げた、製造技術とその製造品を目先のハエ=餌=小銭に惑わされて、ウシガエルに魂を打っている、元老院のメンバーなどが出てくる。

私はようやく、半分くらいの人物を特定できたが、政治関連に詳しい方なら、見え見えの世界であろうと思った。

一方、私にはYouTubeでも繰り広げられている、コロナ感染の対応と、経済活動のジレンマの、科学的根拠の議論も気になる。
百田氏も、事態の推移はよほど気になるらしく、5月5日に小説としての結末をつけた後、3つのエピローグを追加している。

人生100年大人の学び

コロナの議論は、日本では既に、経済活動との折衷に入った。国会の議論は「カエルの楽園2020」にもあるが、プロメテウスを潰すことが目的の元老(国会議員)たちが、問題の本質を大きくずらしている。
今後の問題は、コロナだけでなく、自然災害や、経済活動の支援など多岐にわたる。視点を広げ、危機意識を各人が持たないと、カエルの楽園は滅びるであろうと思える。

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