批判の内容は「間違っているから」
私は、中田敦彦YouTube大学を楽しんで見て勉強させてもらっているが、最近この中田敦彦YouTube大学批判が起こっている。
批判の内容は「間違っているから」だという。
シリコンヴァレーから見た日本人の不思議
私は、今年で米国在住25年、とりわけシリコンヴァレーには23年生活してきている。
米国から日本を見ていると、不思議なことが2つある。
一つは、日本人が歳を取るにつれて勉強しないこと。
二番目は、マスメディアが一方的な報道しかしていないこと
である。
虚構を信じる「認知革命」
このブログでも以前取り上げたが、最近話題になっている本にハラリ氏の「サピエンス全史」がある。この本は、ホモサピエンスが今まで繁栄してきた理由は7万年前の虚構を信じる能力を身に付けた、認知革命によるとしている。
国家や、神や、貨幣などは「虚構の上での」存在で、それゆえ人々はその存在を信ずることによって国ができ、宗教ができ、経済圏ができ拡大してきているのである。
すなわち、虚構がまかり通っているわけである。
そんな時代に、中田敦彦YouTube大学批判が起こっているが、これはあまりに視点がズレた考え方である。
虚構で起こった悲劇 第二次世界大戦
第二次大戦を考えてみよう。
ご承知のように、ナチスはゲッペルスの「プロパガンダ」と報道管制で、国民を戦争に引き込む。当時のドイツ国民は、ナチスの報道を信じて、世界を巻き込み多大な犠牲を強いたわけである。
同様に、日本でも報道管制の元「大本営発表」しか国民には情報が知らされず、最後、広島・長崎の原爆被害が起こるまで、戦争をやめる決断ができなかった。
一方的な報道ばかりにさらされると、人間はそれを「鵜呑みにする」のである。
今のマスメディアの動き
この点は二番目のマスメディアが一方的な報道しかしていないこととつながっていることにお気づきになるだろうか。
「初めから真実など見つからないから学ぶ」
この視点を外すと、学ぶことの大切さを見失うことになる。
すなわち、「初めから真実など見つからないから学ぶ」のである。
世の中に出れば、択一式のように答えが一つではないことはすぐわかる。
会社の売り上げを伸ばす方法は一つではないから、経営者が重要なのであって、方法が一つなら経営者はいらないことになる。
yagihiroshi.netの役割
そんな経緯もあって、私は人生100年時代の大人の学びというサイトを昨年立ち上げた。ライフワークである。 yagihiroshi.net
これは、私自身が古希を過ぎ、人生の終盤戦になり「過去の経験を伝え」「学び続けることによって、人生を豊かにしようとする」ものである。
学び続けると、昔の知識がどんどん更新される。
そして、学び続けると新しい発見(昔、正しいと思っていたことでも、今、考えると間違っていることは多い)が続々と出てくる。
この楽しさを若い方々と共有したくて、サイトを運営している。
オンライン英語翻訳講座
それとは別に、日本のマスメディアの報道内容があまりにお粗末なので、英語記事の翻訳勉強会を毎週1回 無料オンライン講座でやっている。これは、5年続いている。
今のところは、蟷螂の斧ではあるが、一人でも考える人が増えてほしいというのが切なる願いである。
話をまとめると
学びに入るに手段は問う必要がない。
学ぶ人を育てることが、日本の将来にとって掛け替えもなく重要だ
ということである。
その意味で、中田敦彦YouTube大学は、今まで学校では教わらなかった内容や、学ぶ機会を持たなかった人たちが学び始められる素晴らしい大学だと思う。
人生100年時代の大人の学びをする人たちが増える事が、日本の将来を切り開くと確信しています。
それゆえ私は、日本でも勉強仲間と「研究発表会」や「講演会」を実施しています。
来月からしばらく、日本に行くのでいくつかの「研究発表会」や「講演会」をやる予定にしています。
研究発表会・講演会の開催
詳細は、近日中にこのブログのイベント案内に掲載するので、ご興味のある方は、直接おいでいただき、お話ししたいと思います。
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