【ユダヤ人の歴史】 R .シェイドリン著 入江規夫訳2014年電子版 自らがユダヤ人である著者が、自分を時代に位置付けるためにユダヤ人を創世記の時代からまとめた著作

[私の学び]メモ

旧約聖書は3部作

[律法]モーゼの死まで
[預言書]カナンの地に入り587BCの独立まで+預言者たちの言葉集
[諸書]ペルシャ時代成立した物語集
アレキサンダー以後、ギリシャ化したユダヤ人が登用された
ローマ帝国とヘロデ王のユダヤ人統治
皇帝ティトスによる神殿破壊(70AD)
離散(ディアスポラ)開始→それぞれの地での情報収集、交易開始
シナゴーグ設置、トーラーの学習
ササン朝時代に神学校ミシュナー設立 200AC

ローマ帝国キリスト教公認

コンスタンティヌス一世のキリスト教公認でユダヤ教は排斥される 313AC
パレスティナ・タルムード、 バビロニア・タルムード成立(380,495AC)
アウグスティヌスもユダヤ教を蔑視

イスラム世界で、文化、学問の伝搬に貢献

中世キリスト教時代(十字軍)は迫害の歴史

ユダヤ人を受け入れたスペインが大航海時代に入る

そしてオランダへ

そしてイギリスへ

新大陸アメリカ

南北戦争に巨額の資金を貸し付けたユダヤ人もいた

1880年から大量のユダヤ人が米国に入る。
1924年時点で 450万人のユダヤ人が米国に入った。

貧しいスラムから始まり、衣料産業はユダヤ人の産業となった。
ドイツ系ユダヤ人は自分たちを完全なアメリカ人と考える

ヘンリーフォードはユダヤ人は民族的に劣性と非難し「シオンの長老の議定書」を印刷して配布した。
KKKは黒人、カトリック教徒、ユダヤ人を差別した

1920年代、ユダヤ人は米国の大学に大量に進学した

ニューディール政策はアメリカ政府自身が雇用主となるシステムを作り出したが、そこではユダヤ人に対する差別は存在せず、能力次第で多数の人々を雇用したため、多数のユダヤ人が職を得ることができた。フランクリンルーズベルト大統領は東ヨーロッパから来たユダヤ人に大変人気があったが、それはこうした政策とともに彼がナチズムと反ユダヤ主義を拒否したためであった。

1933年以降ヒトラーの反ユダヤ主義で33000人の優秀なユダヤ人をドイツからアメリカに送り込むことになった。

アメリカにおけるユダヤ人は社会的成功者の数が大よって増えるに従い、大きな社会にいっそう溶け込むようになった。

こうしてアメリカにおけるディアスポラ社会は世界で初めて、ユダヤ人がユダヤ人として積極的に活動することが可能になった社会であり、時にディアスポラ社会に入ることを忘れさせる社会となった。

ヘブライ語の復活

ユダヤは近代においてヘブライ語を復活させた。
一旦消滅した言語が復活した例は無い。

アメリカはユダヤ人の活躍の場

ユダヤ人がなぜ「世界で活躍しているのか」を解明したいと思っている。
基礎知識がないので、いろいろ学んでいる。
今のところ、3つの要因が大きいと思っている
1.律法が、学問として進化し、日常の課題をシナゴーグで解決するシステム
2.居住した場所での言語に柔軟に対応する言語吸収能力
3.ユダヤ人同士の世界的ネットワーク(情報・物流・指導者)

人生100年大人の学びで取り組んでいる「ユダヤ教徒の研究」
今まで学び足りなかったことをあわてて追いかけているが、過去に経験したり、訪問した場所の追体験ができる。
これから先の世界に、研究成果を反映させるためにも弛まず続けてゆきたい。

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