若者に「超おすすめ」
先日の講演会で加藤崇さんのお話を伺って早速著書を読んだ。
母子家庭で育ち、物理学科を卒業して三菱銀行に入行。そして、企業再建部署で現場を踏んでゆく。
しかし、会社の視点での関わりだけでなく、自分の問題としての捉え方で仕事に取り組む。勉強は今の問題を解決するために必要な知識を差し迫った期限に身につけてゆく。
会社再建で、従業員に寄り添った立場、そして引き受けたからには自分が実務の責任も取る行動をする。
こうした、自分の生き方に忠実な行動が、まわりの共感を得て実績が上がる。
自分の取り組む課題を、自分としてベストを尽くすことで周囲も納得する「成果」につなぐ。その学びを次の事業につなげる。SCHAFTのGoogleへの売却エピソードを読むにつけても、シリコンバレーの苦労を乗り切った新興企業の勢いと、日本のそろばん優先の上から目線の投資家たちの差の大きさに改めて目を見張らせる。
加藤さんはすでにシリコンバレーでFRACTAという会社をスタートしている。これからの活躍が楽しみな人である。
仕事している若い人は必読と推薦