日本書紀
飯田伝一先生から日本漢字史を学ぶ
ゲルマン人の宗教学
ドイツでの世界的権威、カール・シュナイダー先生から学んでいる
世界的視野からの「古事記」評価が未来とつながる
このような、世界の視点での比較ができる人が「日本精神」を解説するのは、わかりやすいし合理的である。【渡部昇一の古事記】は既に絶版となってしまっているが、デジタル版による復刻で、広く読まれることを期待したい
国産みに見る、女権のありかた
マリアのアセンションとイザナミの黄泉下り
そして、イザナギの黄泉での恐怖の覗き
日本の建国宣言は、神武天皇の「国民が豊かに暮らせる国作り」
農業立国宣言
男女対等な「大和国」
世界に誇れる統治システム
万世一系、君臣分離の「発明」
「権威」と「権力」の分離
井上光貞京大教授の「古事記」「日本書紀」軽視
日本民族の歴史は「いかに生き切るか、という命題への答えの連続」
HowではなくWhy、Whatという発想
天照大神が女性であるが故に、永続した日本民族
ギリシャ神話の万能の神はゼウス
今や、滅びた神となっているが、天照大神は今でも祀られ、遷宮もされる存在
人生100年大人の学び
古事記コレクションとして、渡部昭一氏の「古事記」を購入したが、氏の学びの背景を知った時に、私が読むべき本だと確信した。世界を知った上で「日本古典」を評価できるから。前回ご紹介した、西洋美術史の泰斗である、田中英道先生と同じように、世界的視野から「日本」を見ることができているし、面白い。古事記の思想的なコンセプトを伝える上で、私には大きな学びとなった。